
第72回「なぜ秋葉原にカレー店が急増したのか」(2009/09/28)
ここのところ、「スーパーJチャンネル」「ズームイン!!SUPER」「サンデーNEXT」と、立て続けに3つの番組で「秋葉原のカレー店がなぜ増えているのか」についてコメントを求められた。どうやら世間の関心は秋葉原のカレー店にあるらしい。
インド人説と日本人説
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| 世間の関心は秋葉原のカレー店に?(写真はテークアウトもできるシディークAkiba館) |
現在、確認できただけでも秋葉原には20軒以上のカレー店が営業している。正確な数は分からないが、そのうちかなりの部分がここ数年で開業している。中央通りに建つシディークAkiba館というカレータワーは、1階がキッチン付きのテークアウトとイートインのコーナー、2階と3階がレストラン、4階が厨房(ちゅうぼう)となっているが、ここも開業は2007年3月だ。
秋葉原にカレー店が増えた理由については、諸説がささやかれているが、大きく分けてインド人説と日本人説がある。まずインド人説だが、インド人の食事場所としてカレー屋が立地したというものだ。確かに秋葉原にはインド・パキスタン系の人が多く歩いている。その要因の一つは観光客だ。インド人はエレクトロニクスが大好きで、秋葉原に買い物に来る観光客がとても多い。秋葉原には5年ほど前から外国人向けの免税店が増えてきて、インド人の従業員が顧客対応をしてくれるため、それを目当てにインド・パキスタン系の観光客がやってきているのだ。
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| カレー店のかなりの部分はここ数年のうちに開業した |
もう一つのインド人説は、秋葉原周辺で働くインド人が増えたということだ。駅前のダイビルが開業したのが05年3月、UDXは06年3月だが、それと前後して秋葉原駅周辺にはオフィスビルが林立するようになった。そこにはかなりの確率でIT(情報技術)系の企業が入居しており、そこで働くインド人のIT技術者が増えているのは間違いない。一説によると、2000年のITバブル崩壊に伴って、米国から日本に就業先を移したインド人IT技術者が数多く来日したという。秋葉原周辺で働くインド人は、交通が便利なところに居住しているケースが多く、秋葉原から地下鉄で8分、私の事務所のある八丁堀にも10軒以上のインド料理店がある。