
タタ・グループ、5000人規模のリストラを敢行(2009/02/03)
インド3大財閥の一つ、タタ・グループは来週、鉄鋼部門コーラス(イギリス)と自動車部門の子会社ジャガー・ランドローバー(JLR)で、計5000人規模のリストラを行うという。
英紙サンデータイムズによると、コーラスでは今週中にも約3500人のリストラが行われ、JLRでは来週にも約1500人の一時解雇が行われるという。
サンデータイムズ紙は「イギリス鉄鋼最大手のコーラスは、今週中に3500人を解雇する準備が整った。製造業は既に深刻な打撃を受けているが、さらなる一撃を加えられることになる」、「この先数週間で、さらなる大規模な人員削減が見込まれる。ジャガー・ランドローバーも1500人のレイオフを検討しているようだ」としている。
タタ・グループのタタ・スチールは2007年、イギリス・オランダ系鉄鋼メーカーのコーラス社を約67億ポンド(約1兆700億円)で買収した。また、タタ・モーターズは2008年、高級車メーカーのジャガーとランドローバーをアメリカの親会社フォードから20億ドル(約1778億円)以上で買収した。
さらに同紙は、「コーラスでの人員削減は、ロード・マンデルソン民間企業担当相による自動車業界救済に関する今週の発表に、暗い影を落とすだろう」と分析している。イギリス政府は、経済不況の渦中にある国内自動車産業をてこ入れするため、何らかの公的支援を発表する予定だ。
同紙はまた、「(コーラスでの)リストラ計画は、イギリス国内にいる2万3000人強の同社従業員にも影響するだろう。しかし、リストラは大規模工場の閉鎖を意味しているわけではない」としている。また、業界関係者の情報として「(リストラは)工場閉鎖を意味するものではない。イギリス国内でコーラスの競争力を高めるための決断だ」と伝えている。
[1月26日]
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