
タタ・グループの「評判」、世界6位に大躍進(2008/06/10)
様々な分野に進出しているインドの巨大財閥で、現在は超低価格車ナノで知られるタタ・グループの「評判」が、世界で6位というレポートが発表された。タタ・グループの昨年の順位は124位で、この1年で大躍進を遂げた。
企業などの「評判」のマネージメントを行うアメリカの調査会社レピュテーション・インスティチュート(RI)によって毎年発表されるレポート「グローバル200: 世界の企業評価ランキング(Global 200: The world's best corporate reputations)」によると、タタ・グループの「評判」は世界6位となった。その一方で、インドで最も金銭的な評価が高いリライアンス・インダストリーズ(Reliance Industries Limited、RIL)はあまり高く評価されず、トップ200圏外となった。
ランキングトップは日本の自動車最大手トヨタで、2位はアメリカのインターネット検索大手グーグル(Google)、3位にスウェーデンの大手家具店イケア(Ikea)、以下4位フェレロ(Ferrero、イタリア)、5位ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson、アメリカ)と続く。
ランキングには、タタ・グループ以外にも10社のインド企業がベスト200入りしている。タタ以外では、14位にソフトウェアのインフォシス・テクノロジーズ(Infosys Technologies)、77位の自動車のマルチ・スズキ、107位のインドステイト銀行(State Bank of India)、131位のヒンドゥスターン・リーバ(Hindustan Lever)、147位のヒーロー・ホンダ・モーターズ(Hero Honda Motors)、161位のインド生命保険公社(Life Insurance Corporation of India)、169位のバジャージ・オート(Bajaj Auto)、186位に石油・天然ガスのOil and Natural Gas Corporation(ONGC)、191位にマヒンドラ&マヒンドラ(Mahindra and Mahindra)、199位にはインディアン・オイル(Indian Oil Corporation)が入った。
このランキングを作成するために、世界の600社の「評判」が審査されたた。ムケーシュ・アンバーニー率いるリライアンス・インダストリーズ(Reliance Industries Limited、RIL)も、審査対象の600社には選ばれた。しかし、RILはインド国内で最大の収益を上げているにも関わらず、ベスト200には選ばれなかった。
RIL以外にも、インド最大の民間金融機関ICICI銀行、テレコムのバールティ・エアテル(Bharti Airtel)やバーラト・サンチャル・ニガム(Bharat Sanchar Nigam Limited、BSNL)、ITのウィプロ(Wipro)やビルラー・グループ(Birla group)、グラシム・インダストリーズ(Grasim Industries Limited)、タバコの販売からホテル経営まで行うITCグループ、原油精製のインド石油(Bharat Petroleum Corporation Limited)、エア・インディア(Air India)も審査対象の600社に選ばれたが、トップ200には入らなかった。
レポートを発表したRIは、インド企業の中では、タタ・グループの評判が最も「強く」、エア・インディアの評判が最も「弱い」としている。
昨年と比較して順位が最も上がったのは、中国の自動車メーカー、中国第一汽車集団公司(Faw Group)で、昨年から順位を178位上げ、41位に入っている。ノルウェーのコープ(Coop)やカナダの食料品販売ソーベイ(Sobey)、日本のイーオンが順位を100位以上ポジションを上げた。また、インド人のインドラ・ヌーイー率いる米企業ペプシコは100位だった。
タタ・グループの6位は、ウォルト・ディズニー(Walt Disney)、イギリスの小売業者マークス&スペンサー(Marks and Spencers)、ゼロックス(Xerox)、コルゲート・パルモリーブ(Colgate-Palmolive)、ソニー、ホンダ、ジェネラル エレクトリック(General Electric)ら、世界の名だたる企業を上回る順位である。
調査を行ったRIは、「トップ50社の評判は圧倒的で、51位から200位までの企業とは大きな差がある」としている。
[6月6日]
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