
インドのF1チームにはインド人ドライバーが必要:マッリヤ氏(2007/09/19)
インド人ビジネスマンのヴィジャイ・マッリヤ氏は、苦境にあるスパイカーF1チームを同氏が買収した暁には、F1の世界にインド人ドライバーを連れ戻したいという考えを示した。
マッリヤ氏が率いるUB(ユナイテッド・ブリュワリーズ)グループは、キングフィッシャー・ブランドのビール・酒造会社、航空会社を持つインドの企業グループ。キングフィッシャーは過去にベネトンF1チーム、現在はトヨタF1チームのスポンサーとなっている。
F1オフィシャルウェブサイト(www.formula1.com)のインタビューに応じたマッリヤ氏は「インドのF1チームには、インド人のドライバーがいるのが理想だ」と語っている。
「インドで行われているカート選手権から有望な人材を発掘し、F1ドライバーとして育成していきたいとも考えている」。
同氏は現在、オランダのF1チームであるスパイカーのディレクター、ミッシェル・モル氏に対し、8000万ユーロ(約125億円)での買収を提案しており、現在デュー・デリジェンス(資産の適正評価手続き)に入っている。
F1に出場したインド人ドライバーでは、2005年にイギリスのジョーダン・グランプリから参戦したナレイン・カーティケヤン(現在はウィリアムズのテストドライバー)がいる。また、もう1人の有望株であるカルン・チャンドークは現在、F1のサポートレースとして開催されているGP2シリーズに参戦している。
ただしマッリヤ氏は「この2人のどちらかを選ぶには時期が早すぎる」としている。
スパイカーには現在、ドイツ人ドライバーのエイドリアン・スーティルと日本人ドライバーの山本左近がいる。
マッリヤ氏は、新しいF1チームには、チーム名としてインド(インディア)を入れたいとしている。
「チームカラーとロゴはインド国旗をモチーフとしたものとすると発表した時には、インド中が沸き立ったものだ」と同氏は語っている。
マシンについては、2008年から可能になるカスタマーカーを使用するのではなく、チームで独自に開発したいという意向を示した。また、チームの競争力強化のためには予算の増大も厭わないと語っている。
「このプロジェクトに参加しようと、小切手を持った人たちが列をなして待っているのだよ」。
[9月11日]